暮らしのQOLを上げるプロジェクターの魅力
仕事終わりや休日の予定がない時、雨の日などに大活躍するホームプロジェクター。憧れるけど買うときの注意点などがわからないので不安もあるかと思います。
プロジェクターは映画やゲームを大画面で楽しめる魅力的な製品ですが、設置環境によっては思わぬトラブルに見舞われる可能性があります。ここでは、自宅でプロジェクターを綺麗に映すためのポイントをご紹介します。
設置環境を確認しよう!
部屋の明るさ
部屋の明るさを調整する プロジェクターは暗い環境で映し出した方が綺麗に映ります。カーテンを閉めるなどして、部屋の明るさを調整することが大切です。
環境光の影響を避ける 窓からの外光や、部屋の照明がプロジェクターに映り込むと、コントラストが落ちてしまいます。光の影響を避けることが重要です。
スクリーンの環境
専用のスクリーンを使うことで、映像の明るさやコントラストが向上します。壁に投影する場合は、できるだけ光を反射しない素材の壁面を選びましょう。
プロジェクターの設置予定位置
プロジェクターの設置位置 プロジェクターとスクリーンの距離、高さ、角度などを調整することで、キレイな映像が得られます。取扱説明書をよく読み、適切な設置を心がけましょう。
プロジェクターの選び方
プロジェクターの明るさ(ルーメン値)が高いものを選ぶ
プロジェクターの明るさは、ルーメン値で表されます。ルーメンは光の量を測る単位で、プロジェクターの明るさを決める重要な指標です。プロジェクターを選ぶ際、ルーメン値を知っておくと、使用環境に合ったモデルを選びやすくなります。
日中や明るい部屋で使用する場合は、周りの明るさに負けないよう高いルーメン値が必要です。そうすれば明るくクリアな映像が得られます。
夜や比較的暗い環境で使う場合は低めのルーメン値でも鮮明な映像が映し出せます。高い数値は不要です。
ルーメン値1000以下
主に暗い部屋での使用に適しています。
ルーメン値1000~3000
使う時間帯が昼間も想定される場合は、窓が多く、やや明るい部屋の家庭の場合は、1000 以上は必要になると思います。
ルーメン値3000以上
ビジネスのプレゼンは比較的明るい会議室で行われるため、3000ルーメン以上が推奨されますが家庭での利用の場合はここまでのスペックは必要ないと思います。
オートフォーカスのものを選ぶ
プロジェクターの焦点距離とは、レンズからスクリーンまでの距離に対し、そのレンズがどの程度の画像サイズを映し出せるかを表す指標です。焦点距離が短いほど、プロジェクターをスクリーンに近づけても大きな画像が映せます。これは狭い空間での使用に便利です。
基本的にオートフォーカスのものを選ぶようにしましょう。
商品ごとに投影サイズが記載されているので、ご自宅の設置位置から投影距離を見積もって選ぶのがポイントです。
投影サイズ (インチ) | 投影距離 (m) |
---|---|
150 | 約 4.00 |
120 | 約 3.20 |
100 | 約 2.65 |
80 | 約 2.10 |
60 | 約 1.60 |
投影する場所に十分なスペースがあるか確認する
プロジェクターの投影サイズを考慮し、投影場所に十分なスペースがあるか確認しましょう!
対角線サイズ (インチ) | 幅 (センチメートル) | 高さ (センチメートル) |
---|---|---|
150 | 332.07 | 186.79 |
120 | 265.66 | 149.43 |
100 | 221.38 | 124.53 |
80 | 177.10 | 99.62 |
60 | 132.83 | 74.72 |
解像度・コントラスト
画質には解像度やコントラスト比などが影響します。
解像度
解像度は画像の精細さを表す指標です。フルHD(1920×1080)からより高解像度の4K(3840×2160)までをサポートするモデルがあります。一般的に解像度が高いほど、細かい部分までくっきりと映し出され、臨場感のある映像が得られます。
コントラスト比
コントラスト比は、画像の最も明るい部分と最も暗い部分の明るさの差を表します。高いコントラスト比のプロジェクターほど、黒色の表現が深くなり、色の立体感やディテールがくっきりと映し出されます。
実際に購入した筆者の体験談
筆者が買ったのは、Anker NEBULA (ネビュラ) Cosmosという機種です。以下がスペックです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
解像度 | 1920×1080(FHD) |
明るさ | 810ANSIルーメン |
投影サイズ | 30~120インチ |
(最大音量) | スピーカー出力10Wx2(20W) ※Dolby Degital Plus |
オートフォーカス | あり |
搭載OS | Android TV 9.0 |
ストレージ容量 | 8GB |
(幅×奥行き×高さ) | 本体サイズ約289mm×198mm×88mm |
重さ | 約2.0kg |
Amazon税込価格(2024月1月) | 89,990円 |
買って良かったポイントや一部失敗したポイントがあるので紹介していきます。最後に今買うならという視点でおすすめの商品を紹介します。
良かったこと
Nebula Cosmosは10万円以下で購入することができるため非常にコスパが良かったです。また筆者は夜のタイミングでしか使用しないため800ルーメンでも十分くっきりと映し出されます。
映画館でも使用されているサラウンドシステムであるDolbyAudioのスピーカーを搭載しているため、とにかく音もいいです。
物足りないポイント
明るさが足りない
昼間はほぼ使えないです。カーテンを閉めればそれなりに見えますが、予想していた通りルーメン値800前後では、明るい部屋では使用が難しいです。ただ筆者は昼間に見ることがほとんどないのでこの不便さは特に感じていません。
自動台形補正がない
地味なポイントですが、斜めから投影位する場合、手動での台形補正になるため、初期の設定時に画面を16:9でしっかり投影するための調整が必要です。
まとめ
結局のところ、夜しか使わないのであれば、断然おすすめです。
今買うなら何がいいの?
予算10万位内であれば、据え置きならNebulaCosmosが導入機としてベストかなと思います。
小さなお子様がいたり、据え置きは不安であればシーリングライトタイプもおすすめです。
筆者が個人的に買い直す&予算に余裕があるなら、スペースがなくても使えるAladdin Marcaを買うと思います!
製品名 | NebulaCosmos | NebulaCosmosMax | NebulaNova | Aladdin X2 Plus | Aladdin Marca | NebulaCosmos Laser 4K |
---|---|---|---|---|---|---|
おすすめ度 | ||||||
価格(2024年3月) | ¥89,990 | ¥149,900 | ¥91,800 | ¥105,000 | ¥149,800 | ¥249,900 |
解像度 | フルHD (1920 × 1080 画素) | 4K (3840 × 2160 画素) | フルHD (1920 × 1080 画素) | フルHD (1920 × 1080 画素) | フルHD (1920 × 1080 画素) | 4K (3840 × 2160 画素) |
投影サイズ(インチ) | 30-120インチ | 30-150インチ | 40-120インチ | 40-120インチ | 80-120インチ | 60-150インチ |
明るさ(ルーメン) | 810 | 1500 | 800 | 900 | 1000 | 1840 |
重さ | 約 2.0kg | 約 3.6kg | 約 4.7kg | 約4.9kg | 約5.31kg | 約 4.9kg |
設置タイプ | 据え置き | 据え置き | シーリングライト | シーリングライト | 据え置き | 据え置き |
筆者コメント | 据え置き・夜メインであればコスパ最高! | お昼でも使える万能タイプ。予算に余裕があればオススメ!4Kの迫力。 | 寝室での利用で天井取り付けならおすすめ! | 寝室での利用で天井取り付けならおすすめ! | 壁から24cmでしっかり投影できる!据え置きタイプ! | 圧倒的な明るさで昼でも問題なく使用可能。4Kの迫力もあり予算が許せばぜひ買いたい一品。 |
プロジェクターで見る映画やプレイするゲームは迫力満点で、QOLは爆上がりだと思います。ぜひ仕事終わりのリラックスタイムにお供として手に入れてみてください!